Dream Story
Les autres me
01.【Premonition】 02.【Reunion / Confusion】 03.【Enchante】 04.【Avis】 05.【Pause-temps】 06.【panier-repas】 07.【l'heure du dejeuner】 08.【Apres l'ecole】 09.【Burger World】 10.【Regle】 11.【auto haine】 12.【sermonner】 13.【Maniere】 14.【Dans la Accueil】-Si mon- 15.【Dans la Accueil】-Si Ryou-

16.【La privation de sommeil】
⇒+ remise +
⇒+ aller a TEXTE +
⇒+ aller a principal +


 真崎さんの離脱により、場が一度リセットされる。
調度遊戯君のレクチャーも終わった所だったし、これからどうするか相談がなされる。

「折角教わった事、忘れない内に実戦してみたいけど…」
「流石に此処じゃあ怒られちゃうかなぁ…。」

 が軽く首を回して周囲を見る。
釣られてボク等も同じ様に見回す。
店内にはボク等と同世代の子達でかなり賑わっている。
此処からは見えないが…もしかしたら空席の待ちがあるのかもしれない。

「そうだね…仕方無いね…。」
「…あ!そうだ、もし良かったらボクん家に来ない!?」
「えぇ!?良いの?」
「勿論だぜー!!」
「みんなも来るでしょ?」
「勿論だぜ!」

 少し困った様子だった遊戯君は、直ぐに自分の代案に顔を明るくする。
異論は無し。
ボク達は遊戯君の家に移動する事に満場一致で決定した。



 遊戯君の家は此処から程無いゲームショップ「亀」。
彼のお祖父さんが経営する店だ。
 だがその少しの距離でも五人で歩くというのは人数が多い。
ボク達は自然と二つになる。
遊戯君、城之内君、本田君とボクと

「みんな良い人達ね。」

 前を歩く三人を見詰めながら微笑んだ彼女が言う。

「少しだけね。心配だったの。大丈夫かなーって。」
「私も、瀬人と了が居なくなってから施設を移って…」
「その時は慣れるまでちょっと大変だったから…。」
「そうだったんだ…。」
「でもきっと此処なら大丈夫だよ。」
「ボクも居るしね。」

 笑顔に少し陰の注したは、また直ぐに明るく笑う。

「そうだよね!今度は了が居るものっ。」

 二人で笑い合う。
心がじんわりと暖かくなる。
叶うなら…もう離れたくない。

「でも了が居るって先に判ってたらもっと早く来たのになぁー。」
「えぇ?如何言う事?」
「瀬人がね、新しい学校不安だなーって言ったら、」
「ならばオレが着いて行くーとか言い出しちゃって。」
「でも仕事忙しいみたいで中々時間が取れなくてさ。」
「一週間くらいずっと瀬人の家に篭りっ放しだったのよ?酷くない?」
「…今…何て…?」

 海馬君の…家?

「え?なぁに?了。」
、今海馬君の家に居るの?」
「ん…あぁ、うんっ。ちょっと事情があって…えへ。」
「事情…?事情って、何?」
「ぇ…如何したの…?了。私何か変な事言っ…たかな?」

 前を向き、歩きながら少しおどけて話していた
語尾のきつくなったボクに異変を感じ、此方を見ると狼狽する。
だけど…ボクは自分を止められない。

、何で海馬君の家に居るんだい?」
「それは…」
「おぉーい!貘良ぁ!ちゃーん!何やってんだー!?」
「早く来いよー!!」
「…。」
「…行こう。みんな待ってる。」
「あ…うん…。あ、待って、了!」

 先に歩き出したボクにが声を掛ける。
だけどボクは、歩を緩める事も、振り返る事も出来ない。

 …ボクは、何をしている?

 自己嫌悪。葛藤。
ボクは…こんな事がしたいのでは…こんな事が言いたいんじゃない。

 直ぐに皆に追い付いた其処には−

「じーちゃんただいまー!」

 全てを中途半端にしたまま、遊戯君の家に着いてしまった。
目端で盗む様にを見ると、
今までの事が無かったかの様に、静かに笑顔を湛えている。
だけど…少し堅い。
皆に気取られましとしているのだろう…か。
 急に襲う後悔。自責。
ボクは何をしているんだ?

 皆が次々と中に入り、お祖父さんにが軽く紹介されたところで部屋へ上がる様促される。
先ず遊戯君、続いて城之内君と本田君、そして−

。」

 びくりとしたは、ゆっくりと振り返る。
少しだけ…泣きそうな顔をして。

「…なぁに?早く行かないと、また置いてかれちゃうよ?」

 無理に笑顔を作る彼女に…胸が苦しくなる。

「あの…さ…。さっきは…本当にごめん…。」
「ボク…一方的に怒って…如何かしてたみたいだ…。」
「本当に悪かったと思ってる。」

 暫し沈黙。
時間が…長く感じられる。
それとも本当に…。
何時迄経っても返事は返ってこないのだろうか。
無音が耳に痛い。

「良いよ。大丈夫だよ。」

 顔を上げると…困った顔で…やはり笑った彼女が居た。

「本当にごめん!」
「大丈夫だって!ただ…ちょっとびっくりしただけだから。」

 階段の上からボク等を呼ぶ声がする。

「ほらっ!早く行かないとみんな待ち草臥れちゃう!!」
「行こう?」

 ボクは…が差し出した手を躊躇いがちに取る。
にっこりと笑う彼女に、ボクも…少し困った様に微笑んだ。